「近づくな 今すぐ 引き返せ」「猛獣注意」「爆発物あり」そんな手書きの看板が たちならぶおじさんたちの家までの道。
40年間消息不明だったおじさんの家に突然 置いてかれることになった 困ったちゃん顔がキュートなウォルター少年です。
おじさんてより 無愛想なじじいふたり。
ぎくしゃくしながらの 3人の共同生活が 始まるわけですが。。。
じんわり染みるいい映画でした。。
お母さんは 子どもより 男に走ってしまうタイプらしく ウォルターくんに たびたび嘘をついてる模様。電話をかけても通じなかったシーンは ほんと 悲しい。涙。
「もう少し 人を信じなさいよ」と母に言われても 説得力がありませんよね~
なのに おじいたちの 胸躍る昔話を受け入れたのは おじいたちが 大人ではなくて どこか同じ子供の純真さを感じたからでしょう。
ホント おじいたち 痛快で 味があるんです!強いしー
最初 似たもの同士なのかな?と 思ったけど 静と動のいいご兄弟(*^^)v
老いたライオン最期と 晩年のおじいたちが だぶって また じんわりさせますぅ~
このおじいいたちには 寝たきりで介護や 病院で点滴なんて 似合わないもの
いちばん グっときたシーンは おじいたちの家に 歩いて戻るところ!!
車で送ってなんかもらわないんです!
最初に連れてこられたときの 心細い表情とは大違い。
背筋をピンとはり 前をまっすぐみて 歩いてくるんです。
成長したなぁって・・・男の子には ホンモノの男との 出会いが必要だわ~~^^;
お奨め ☆☆☆☆
<SECONDHAND LIONS 2003年 米>
監督 ティム・マッキャンリーズ
【公開コピー】少年の心にさしこんだ、夏の光のような出会い。
出演 マイケル・ケイン ロバート・デュヴァル ハーレイ・ジョエル・オスメント
【あらすじ】女手一つで育てられた14歳の少年ウォルターは、この夏休みの間、母の都合で2人のおじいさんが住むテキサスの片田舎へ預けられることになった。だが、そこに待っていたのは、家にテレビもなく周囲に友達もいない無愛想で頑固一徹なハブとガースのマッキャン兄弟。