500万人の命が失われたという朝鮮戦争。
爆風や銃撃で傷つくシーンが 悲惨でむごくて 圧倒されてしまいます。
手榴弾や銃撃 地雷 人間ってすぐに死ねないんだ。。痛くて苦しくてむごいです。
前線の医療の哀れさにも 目をおおいたくなります。涙。
スプラッター映画のようなシーンも・・・あうぅぅ
早くに父親を亡くし にいさんは父親代わりでもあったのでしょう。
いきなり 無理矢理に徴兵にとられた弟を追って兄も。
前線の中 弟のために必死で戦う兄の姿。
鬼神のような戦いぶりに あの頼れた優しいにいさんと違う・・弟と 少しづつ気持ちが離れていってしまいます。
このにいさん 怒りが エネルギーの元になるタイプだったようですね。
「おまえが 家に帰れるなら にいさんは どうなってもいいんだ。」
「いやだよ にいさんが 僕のために犠牲になるなんて」
「そうは いってもよぉ。。とにかく お前だけ かえってほしんだ」
間違いなくこの気持ちに突き動かされてる でも ソルジャーなのです。
幼かったふたりの顔が 戦争によって 厳しい顔つきに 変っていきます。
にいさん にいさん 弟が 呼ぶ度に 「ナイトヘッド」の武田真治を思い出してしまったワタシ。
そして 「コールドマウンテン」での 義勇団もそうでしたが 敵は 同国の中にも。。
病気の義理の母をささえ 留守を待っていた恋人を 虫けらのように殺され
弟が 焼け死んだと思い込み 北へ寝返った兄。
白目をむいて 常軌をいっしてる狂気の兄は ホラー映画のようでありました。
戦争は 狂気を生み 多くの人の命が失われ 悲しみだけ残りますね・・
500万人の亡くなった人たちに合掌しつつ 平和をいのるワタシであります。
お奨め ☆☆☆☆
<BROTHERHOOD 2004年 韓>
監督 カン・ジェギュ
【宣伝コピー】 一緒に帰ろう…
出演 チャン・ドンゴン ウォンビン