世界中が嗚咽でつつまれた・・
泣かせてもらおうじゃないのー と 鼻息も荒く 観賞。笑
演技はさすが前評判の通り 素晴らしかった。
元大佐 今ガテン&コンビニのアルバイトを掛け持ち 娘の結婚式に大枚をはたき 昔の暮らしが忘れられない愛しい妻と息子のため がんばってます。
35セントのスニッカーズが こづかいも最小限にの姿勢が見えて 泣けます。偉いです。
競売のあの家を手に入れて 息子を大学に 行かせなきゃ~
財テクに望みをかけ すっからかんです。
元大佐のプライドと 背筋が伸びてる姿勢 頑固な親父 の前半と
イスラムの神に祈りをささげる 一心不乱な姿と 最後に選んだ結末。みてるこっちも息苦しい・・(・・;)
このハードさを 和らげたのは 妻。
生活レベルが落ちることには 人間なかなか なじめないらしい。
ちょびっとヒスもおこしたりしますが 実は 夫をたて 愛情と慈悲にあふれた女性と判明。
栄光の時代を過ごした別荘からみた風景を あの家からのながめに みつけたとき 本来の彼女にもどったのでしょう。
移民してきて人並みの幸せを望んだ一家におとづれる不幸。
呪われた幽霊屋敷でも買ったホラー映画のようです。
残りの2名は ネタバレもかねて 説教しちゃおうかしらん ( ̄ー ̄)ニヤリッ
シネマのおまけ 砂と霧の家 ネタバレ編 誰も悪くない悲劇? こちらへ
お奨め ☆☆☆
<HOUSE OF SAND AND FOG 2003年>
監督 ヴァディム・パールマン
【宣伝コピー】 失って、初めて気付いた。
求めていたのは、家(ハウス)ではなく
家庭(ホーム)だったと…。
出演 ベン・キングズレー ジェニファー・コネリー ショレー・アグダシュルー