静かにつつぅ~と 涙がこぼれて止まらない そんな映画でした。
無国籍ぽい風景に サイケデリコと韓国語は マッチしてたと思う。
感情面がほとばしる場面で 日本語だと ベタベタしそうだし(特にドクターとワイフの喧嘩のシーンは日本語で聞きたくないっ)
歌詞が入ってる音楽が 多用されていながらも 邪魔しないどころか かえって引き立てていて いい~♪
ホテルビーナスの主人を演じた 市村正親
老おかまの役なのに ちっとも厭らしくなくて 滑稽でもなくて さすがだなぁと。
違和感なく すいっと 穏やかな優しさに ひきこまれました。
いちいち 言うこといいのよ~( ̄― ̄°)
ドクターとワイフ このふたりには 3度ほど 泣かされてしまった。。
中谷美紀って こんなに キレイやったんかぁ~
傷つけあっても 終わってしまったと離れても 心から相手が消えることはなかったのね。人を愛することは難しい 時には愛していても 傷つけてしまうから・・
「あの人の人生がワタシの人生だったのに」
「君のしあわせは この部屋にはないんだ」
母に捨てられたボウイ。
繊細さを隠すために 虚勢をはり ナナメ目線。
手当たり次第噛み付く 負け犬っぷりが 鼻についたけど
傷ついてホテルビーナスに帰ってきたとき ビーナスの母にも似た愛情に ぽつりとつぶやいたボウイに また ホロホロと泣かされてしまった。
草薙くんのタップは 最初なんじゃろ?あんま筋に関係ないんじゃ?と 多少耳障りだったけど 怒りと悲しみにみちて 空き地で力尽きるまで タップを踏むあたりから なれてきちゃいましたw
言葉にできないことを タップであらわしてたってことですね(*^^)v
「スウィング・ガールズ」「ホテル・ビーナス」を観て 邦画もまんざらじゃないじゃん
いいのは やっぱ いいじゃん!!
弾む感動と 凪のような感動を あたえてくれて ありがとー
香取くんの友情出演は いらなかったかな (*≧m≦*)ププッ
お奨め ☆☆☆☆
監督 タカハタ秀太 2004年
【宣伝コピー】 そのドアを開ける時 優しさがあふれ
そのドアを閉める時 涙があふれる
出演 草薙剛 中谷美紀 市村正親