もう二度と観たくない映画が2本ある。
「戦場のピアニスト」と「ダンス・イン・ザ・ダーク」です。
どっちも 辛すぎる。重すぎる。あぅぅ・・・思い出しただけでも 気が滅入ります。
戦争に付き物の派手な爆撃シーンがあるわけじゃない 血しぶきや悲鳴がとびかうわけじゃない。
あまりにも あっけなく そっけなく あきらめた表情で ユダヤの人達が 殺されていく。。。
淡々と描かれてるその映像に 打ちのめされ 最後まで見るのに 実は3日かかったのです。(今日はもうここでギブアップ・・・と)
まず 子供が外からの食料の差し入れを受け取り逃げ遅れるシーンで KO。
次は 車椅子のおじいさんが 窓から落とされるシーン。停止ボタンを押す私。
ほんと 拷問されてるような気持ちで 観賞したわけです。
寒さと孤独と飢えと恐怖の中で 逃げまわり ひっそりと隠れて 生き延びていく主人公。
そして ドイツの将校との出会い。
痩せ細り 立っているのもやっと 浮浪者のようにボロボロの男が 自分はピアニストだと。
なにか 弾いてみろ と うながす将校に。
彼は ポーランドの誇り ショパンを弾くわけです。
怒りや悲しみを ピアノにぶつけるように。
このピアノのシーンは 吹替えじゃなく エイドリアン・ブロディ本人の演奏だったと 後から知りました。
主人公は生き残り ピアニストとして生涯を過ごし。命の恩人であるドイツの将校は死んでしまう。
彼が駆けつけた時は もう遅かったのですね。。。涙
戦争は 人を狂わせる。酷い悲惨な歴史を繰り返したくないものです。
めずらしく まじめです。てか 凹みそう。。。あうぅ ((((_ _|||))))ドヨーン
お奨め ☆☆☆☆
<THE PIANIST 2003年>
監督 ロマン・ポランスキー
【公開コピー】 音楽だけが生きる糧だった
出演 エイドリアン・ブロディ トーマス・クレッチマン